懐古オヤジのボヤキ録

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昨日のFT-101Bに続きヤエスのFR-50Bのメンテナンスです

昨日のFT-101Bに続きヤエスのFR-50Bのメンテナンスです

 

FR-50B

 

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FT-101Bに引き続きFR/FL-50Bラインのうち受信機のFR-50Bを開腹手術をしています。

昭和44年9月にFR-50B,FL-50Bは、初級用のSSB運用が可能なアマチュア無線機器として発売されました。
まだSSBよりもまだAMが主流と言うかちょうど過渡期であったように思います。
回路構成は第1局発可変、第2局発が水晶発振のダブルコンバージョンスーパー受信機です。


周波数構成については、標準的なコリンズ構成からみるとかなり変則的な構成となっています。

FR-50Bでは第一局部発振に水晶発振を使用せず、コイルによる可変同調機構とし、第二局部発振部に水晶発振を採用しています。

コリンズと逆構成になっています。
ダブルスーパー構成でも水晶が1個で済みコスト削減にはなりますが、バンドごとにVFOの発振周波数が違います。

 

これがハイバンドが不安定になる一つの要因となっています。
この構成の欠点は、各バンド帯で周波数更正が必要となり、正確な周波数の把握が難しくなります。
また、第一局部発振に大量の高価な水晶振動子を使用する費用増大よりも、L&Cによる安価な同調機構の採用優先させたものとと思います。


SSB,AM,CWとも4KHzのメカニカルフィルターを2個使用して選択度を得ています。
VFOと第2局発はトランジスターでそれ以外は真空管になっております。

 

ヤエスのダウンロードサービスにはFR-50はありますが、FL-50Bはありません。
両者では回路が少し異なっております。
回路図はネットで入手可能です。

 

FL-50Bと組み合わせて受信周波数をそのまま送信周波数としてトランシーブ動作が可能です。
モニター回路も内蔵しております。


キャリブレーターはオプションですが、本機には内蔵されておりました。
スピーカーも本来は付いてないのですが、内蔵されており、取り付けの板の加工に苦労されたあとがあります。

 

とSP

事前の点検で、他の無線機同様VRのガリ、各スィッチの接触不良が確認されております。
7MHzでは短いリード線を繋いでも結構アマチュア局が聞こえております。

1 調整にあたってはテスター、バルボルまたはオシロスコープ、SSGが必要です。

2 取扱説明書に記載の各部の電圧を測定しますが、本機は大きな違いはありませんでした。

3 第2IFの調整はSSGから455KHzの信号をV3のG1に加え、MF1,MF2のコアをSメーターの最大点に調整します。

4 第1IFの調整はSSGから5.1739MHzの信号をV2のG1に加えL6の上下のコアでSメーターの最大点に調整します。

5 第2局発は水晶発振なので発振の確認にとどめておきます。

調整

6 VFOの周波数調整と高周波増幅部等のトラッキング調整はここでグダグダと書くよりも取扱説明書に記載されておりますのでそちらを参照してください。

 

結論から申し上げますと調整には少々時間がかかりましたが、各部の調整以外は先日のFT-101B同様接点クリーナーを吹き付けることによってほとんど解決しました。

経験上では接点の接触不良とVRのガリを直せば大部分の無線機が復活します。

トリオに多用されている2SC458は経年による不良が多いのですが、2SC372はさほどでもないように感じます。

 

どうも根気がなくなっておりまして一日1台が精一杯です。

メンテナンス待ちの無線機が多数ありますので早くなんとかしたいのですが!

 

 

 

 

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